【早期教育の現場から Vol.2】
前回は、母と子の間で結ばれる「基本的信頼感」についてお話しました。
では、具体的にどのようにすれば、その関係が結べるのかを「教室内の母子関係」から見てみましょう。

☆子供に添う☆

早期教育の現場で、まだ立っちもできないような赤ちゃんクラスでは、一体どんなことをするんだろう?と皆さんも興味がおありだと思います。
お母さんの膝に抱かれた赤ちゃん達は、全員一心にレッスンを進める講師の方を見ているのでしょうか?

確かに、そういうときもあるにはあります。
けれども、普段の教室の風景は?というと・・・

●おっぱいを吸っている子
●教室の後ろの方で、お母さんにあやしてもらっている子
●机を持ってつかまり立ちをし、得意満面の子

いやはや、いろいろな動きがあって、なかなかおもしろいものです。
ここでは、お母さん達は赤ちゃんを無理矢理、講師の方に向かせたりするということはありません。
赤ちゃんの意に添いながら、赤ちゃんとの関係を楽しんでいます。

日常から切り離された1週間に50分のレッスン。
「折角来ているのだから、全ての取り組みを賢くこなして頂戴」という自分の気持ちは横に置いて、赤ちゃんの気持ちを汲む練習をします。
こうして、教室ではお母さんが赤ちゃんの気持ちを受け入れることを学んでいくのです。
すると、赤ちゃんは教室が大好きになります。

「大好きになる」と心は柔らかくなって、刺激に対して心がパーっと開いた状態になり、そうして初めて色々な「刺激」を楽しみ乍ら取り入れることができるようになるのです。
押し付けたり、無理強いしたり、叱ったりは−百害あって一利なし−。
お母さんが赤ちゃんに添い寝をする時、お母さんは赤ちゃんの動きに添って、無意識の中でちゃあ〜んと身体を動かし、まるでダンスのしているかのように見事な調和を保っていると言われます。起きている時にも、就寝中のように無意識に子供を受け入れることができればパーフェクト。

「お母さんに丸ごと受け入れられた(愛された)」という経験が、その子のさまざまな能力の発達に、大きく関わっていくことを覚えておいて下さいね。


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